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ネパール

ネパールについて

ネパール連邦民主共和国、通称ネパールは、南アジアに位置する連邦共和制国家です。首都はカトマンズで、東、西、南の三方をインドに、北を中国チベット自治区に接する内陸国です。
ネパールは主要産業が少なく、観光業への依存度が強いアジアの最貧国のひとつです。水や電気などのインフラ整備もまだ不十分で、商売に成功し裕福な生活を送っている家庭もあれば、日雇い労働で生計を立てている経済状況が厳しい家庭もたくさんあります。
私たちは現地NGOと協力しながら、首都カトマンズと、シンドゥーパルチョーク郡の学校や児童養護施設で支援活動を行っています。

支援に至った経緯

2015年4月25日、ネパールで大地震が発生しました。
9,000人以上の尊い命が失われ、5,000校以上の学校が倒壊しました。
人々は家を失い、テント生活を余儀なくされました。子どもたちも学校が休みになり、いつまた地震がくるか分からない恐怖と隣り合わせの毎日を過ごしていました。

そんなネパール人の人々の助けになれないかと、私たちは地震発生約3週間後にネパールへ向かい、温熱施術を実施しました。現地の方は、このようなセラピーを受けたことがほとんどないため、リラクゼーションとして重宝されました。

一方、住民の方々から「必要なのは教育への支援だ」という話がありました。
地震の被害により、学校が封鎖されたり校舎や設備が使えなくなったり、通学することが困難になったからです。
その状況を受けて、”私たちにできる教育支援のかたち”を調査し始めました。
施設や政府機関、国際NGOなどに取材をする中で、貧しさゆえに学校に通えない子どもが大きな問題になっていることを知りました。
教育を受けることができれば将来自立できますが、その機会すら得られない子どもがたくさんいます。
私たちは、一人でも多くの子どもが学校に通えるように支援しようと決めました。

具体的な活動

①里親プロジェクトを通した教育支援
経済的な理由で学校に通えない子どもたちのために、私たちは継続的に学費を支援する「CheFuKo里親プロジェクト」を展開しています。ネパールでは、SEE(Secondary Education Examination)という卒業時の全国一斉テストがあり、この成績で将来就ける職業が決まってしまいます。そのため、貧しい家庭の子どもや、低カースト出身の子どもは特に必死に勉強して自立を目指しています。
私たちは一人でも多くの子どもに学校へ通うための支援ができればと考えています。

ネパール里親プロジェクトとは?
②スポーツレクリエーションの実施
ネパールの多くの学校では情操教育(音楽・工作・体育等の教育活動)が重要視されていないため、私たちは運動の機会を提供しています。その方法として、「運動会」と「体力テスト」を実施しています。
「運動会」は大縄跳びやチーム対抗協力リレーを通して、体を動かす楽しさや協力し助けあうことの大切さに気づくことを目的としています。また「体力テスト」を通して子どもの体力の現状を測り、改善を通して体力・運動能力を向上させることを目的としています。
子どもたちが体を動かす喜びを感じてもらえるよう、今後も継続して取り組んでいきます。
③学習用具の提供
ネパールでは文房具が買えないために宿題ができなかったり、テストが受けられないために退学してしまう子どもが一定数います。
教育を受けられないことは子どもたちの未来に非常に深刻な影響を及ぼします。そのような状況下にあるネパールの子どもたちがより整った環境で勉強できるよう、ニーズに応じた学習用具を届けています。
子どもたちに、えんぴつ・ボールペン、色鉛筆やスケッチブックなどを提供したり、最近では学習課題をパソコンで取り組むことが多くなってきたため、学校にノートパソコンを提供しています。

実績