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ネパールの子どもたちへのインタビュー
第一回

皆さま、こんにちは!
1月下旬となり大寒らしい寒さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

ネパールではFacebookを利用する人がとても多いので、Facebook Messengerの電話機能を使えば、今や誰とでも簡単に無料で会話ができるようになりました。CheFuKoがネパール里親プロジェクトで支援している児童養護施設の子どもたちの日常については、これまでYouTube動画で紹介してきましたが、卒業生のその後や在校生の日常をブログで詳しくお伝えすることはありませんでした。

そこで今年は、彼らに直接インタビューをして、彼らの日常生活や将来の夢など、一人一人の物語をブログでお伝えしていきます。

第1回は、ライジング・ロータス卒業生のBikash Barali(ビカス・バラリ)君です!

ビカス君は現在21歳。ライジング・ロータスを卒業してから5年が経ちました。今はネパール第二の観光都市と呼ばれるポカラで、インテリア・コーディネーターの仕事をしています。

ビカス君は、幼少期に両親を病気で亡くしました。とても小さな頃だったので、お母さんの記憶はないそうです。お姉さんと二人で伯父さんの家に引き取られ暮らしていました。小学校の先生の紹介で7歳の時にライジング・ロータスに入所することになりました。それから16歳までの9年間を施設で過ごしました。

Q ライジング・ロータスでの思い出は?

ビカス君にとってライジング・ロータスでの日々は、代えがたい貴重な時間だったそうです。同級生4人がとても仲良くて、家族のようだったと話してくれました。同じ年齢の友達と生活を共にする日々は楽しく、施設長や食事の世話をしてくれる女性たちはいつも温かく見守ってくれ、そして様々な支援をしてくれた人たちがいたことが忘れられないそうです(CheFuKoもコロナ以前は、年2回ほど施設を訪れて子どもたちと交流していました!)。

 

 

 

 

<写真左:卒業時に同級生4人と(右から2番目) 写真右:2016年3月CheFuKo訪問時(最後列の真ん中がビカス君)>

辛い思い出は無かったの?と聞いたところ、時々、父母がいたら良かったのに・・・と思うことがあり、そういう時は辛かったと教えてくれました。施設では卒業後の進路は自分で決めなければいけないので、両親がいて自分の事を考えてくれたらよかったのにと思ったことがあったそうです。

Q 施設を出た後は?

ネパールの義務教育である10年生までを終え施設を出てから、ビカス君はネパール第二の街ポカラに向かいました。親戚や知人がいる訳ではありません。ポカラは自然が雄大で観光客もたくさん来るので魅力を感じて、自分でポカラに行くことを決めたそうです。

最初はレストランに住み込みで3ヵ月ほど働いてお金を貯めました。その後は友達の部屋に一緒に住んだりしながら、働く機会や学ぶ機会を自分で見出していったそうです。

 

 

 

 

<写真左:ポカラの街中の様子 写真右:ポカラの野菜市場>

人とのコミュニケーション力や話し方は、施設にいた頃にいろいろな人達との関わりの中で身につけることができたので、それを駆使して、マーケティングについて学びました。2年間、同じ事務所で働きながら、独学でマーケティングを学んだそうです。

グラフィック・デザインについても2年ほど自分で学び、アニメーションについては自分で研修コースを探して学びました。視野を広げるためにインドに行き、フリーデザインのインターンシップもしたそうです。

途中、仕事が途切れた時期にはオンライン・ビジネスもやってみましたが上手くいかなかったとか・・・。そんなころに今、所属している事務所で働かないかと声がかかりました。そこでインテリア・デザインについて学ぶ機会を得たそうです。

Q 今はどこで何をしているの?

今はポカラで、ヨーロッパ・モデルのインテリア・デザインのコーディネーターをしています。台所や居間などのデザインを顧客と相談して決め、取り付け業者に発注・指示をする仕事です。現在は事務所のマネージャーの一人として働いていますが、将来は独立して自分の事務所を立ち上げたいそうです。

 

 

 

 

Q 趣味は?日本はどんなイメージ?

趣味はサイクリング。写真を撮るのも好きで、時間があればあちこちに出掛けているそうです。

日本のイメージは、出稼ぎのネパール人がたくさんいて、とても忙しい国。と同時に、自然が美しい国で富士山もあるので、チャンスがあれば行ってみたいと話してくれました。

 

 

Q 将来の夢は?

今までは自分の人生を作るのにずっともがいていたから、夢は特に無いと最初は答えました。でも話していくうちに、22歳までに自分のインテリア・デザイン事務所を開きたい、と語ってくれました!

 

 

 

 

義務教育が終わり施設を出た後、頼る人もサポートもなかったためビカス君は学校での勉強を続けることができませんでした。でも、誰も頼る人がいない土地に17歳から住み、自分で自分の人生を切り開いていった彼は本当にたくましいですね。

大きな夢はまだないけれど、インテリア・デザインの仕事をしているので、そちらで頑張っていきたいと語ってくれたビカス君。CheaFuKoスタッフ一同、心から応援しています!!

ネパール里親プロジェクトは、貧しくて学校へ通うことの困難な子どもたちが安心して勉強を続けられるように応援するプロジェクトです。詳しくは、こちらをご覧ください。

-「ネパールの子どもたちへのインタビュー」担当より
*次回のインタビュー記事投稿は3月予定